「ケルセチン」がもつ血中抗酸化作用に着目。関節炎モデルで実験を行ったところ、「ケルセチン」が関節炎でつくられる活性酸素を除去し、炎症・痛みを抑制することを確認しました。
関節痛からカラダを守る注目の抗酸化素材。それが、「ケルセチン」です。
最近の研究によって、「ケルセチン」が骨粗鬆症モデル動物の骨密度減少を抑制する可能性が示唆され、「ケルセチン」の新たなちからとして注目を集めているのです。
「ケルセチン」の特長は、血液中の抗酸化力を高めるちからがあること。このため、血流を改善したり、血管の保護につながることが最近の研究で明らかになったのです。
現徳島大学・佐田先生の研究(研究時は東京大学)によると、下肢が血行不良状態のマウスに対して、「ケルセチン」を摂取させたところ、血流の改善や毛細血管密度の増加が認められました。このことから、血流不全が原因で起こる疾患の予防に有効であることが期待されます。
血流をスムーズにしたり、血管をしなやかにする「ケルセチン」は、血液や血管のメンテナンス役。人の研究では、動脈硬化の予防をはじめ、「ケルセチン」が期待されています。